「ブレスレス」 戸惑い、服従、そして恍惚 失意の外科医が⽝になるまで 3種の調教映像公開

生と死の狭間で生きる 2 人の極限の愛を描くフィンランド映画「ブレスレス」から、主人公の外科医ユハがドミナトリクス(女性の支配者)のモナから調教を受ける本編動画が公開となった。本編の3つのシーンを取り上げた動画となっている。

1つ目は、SM クラブを訪れたユハが、⼾惑いながらこの場にいることに⾔い訳をしたがるものの、「ご褒美が欲しければ従いなさい」「⽝にズボンは必要ない」とモナから強い⾔葉で語りかけられるシーン。モナの言葉に、ユハは渋々とベルトに⼿をかける。

2つ目は、服を着ていないことにもはや抵抗がないユハが、モナから与えられたボンデージ⾐装を着て現れるシーン。笑顔のユハが「⾐装を⾒つけてくれて・・・」と⾔いかけるが、モナから「お黙り!」「⽝は話さない」と⼀喝される。そして、モナから⾸輪を装着されたユハは、四つんばいになるように命じられる。

3つ目は、亡き妻のワンピースを⾝につけたモナから「伏せて」と言われたユハが、“⽝”になるシーン。「聞き分けの悪い⽝ね」というモナの表情は以前と変化しており、ユハも愛⽝が主⼈のもとに駆け寄るようにすり寄って恍惚とした表情を浮かべる。

ユハとモナの出会いから、調教が進んでいくにつれて2人が強い信頼関係で結ばれていくことが伝わる映像となっている。2⼈の関係性が変化していく様⼦は、ユッカペッカ・ヴァルケアパー監督が⼒を⼊れて⼆⼈の俳優と作り上げたものだという。

「ブレスレス」は、不慮の事故により突然妻を失い、妻を救えなかった自責の念から10数年に渡って無気力に過ごす外科医のユハが、迷い込んだSMクラブでボンテージ姿のモナに首を絞められて酸欠になったことで、死の直前の妻の姿を見る。ユハはモナの元に通い、2人のプレイは激しさを増していく・・・というストーリーの作品。2019年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映され、2020年ユッシ賞(フィンランド・アカデミー賞) で6部門を受賞した。

監督を務めるのは、前作「2人だけの世界」(2014)が多くの映画祭で上映され、フィンランド・アカデミー賞(ユッシ賞)で作品賞・監督賞を含む4部門を受賞した、北欧を代表する気鋭の監督であるユッカペッカ・ヴァルケアパー。 主演のユハを演じているのは、ゲイアートの先駆者でフィンランドの国民的芸術家の半生を描いた「トム・オブ・フィンランド」でトムを演じたペッカ・ストラング。ユハとともに危険な愛の領域へと足を踏み入れるモナは、クリスタ・コソネンモナが演じている。

ブレスレス
2020年12月11日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
配給:ミッドシップ
公式サイト:https://breath-less.com
©Helsinki-filmi Oy 2019

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